実りの秋。なつもりの田んぼも見事に黄金色に色づき、たわわに稲穂が実っております。(奥に見えるのは野間の大けやき)
なつかしさの杜オーナーの坂井さんが最終チェック。「いやー上出来、上出来。バッチシや。」イノシシに入られることもなく、カメムシの被害にあうこともなく、この日を迎えることができました。
こちらでは柿の収穫が。本日の参加者のおみやげになります。
羽釜ごはんも良い感じに炊けました!
参加者のみなさんが続々と到着。まずは腹ごしらえ、ということで「なつもりカレー」がふるまわれました。
これが「なつもりカレー」ごはんもルーも美味しくて、2、3回はおかわりしてしまいます。羽釜ごはんならでは、の「おコゲ」も最高です。香ばしさと表面カリッ中がモチっというのがたまりません。
古民家の中で食べるカレー、楽しく美味しくいただきました。ときおり爽やかな風が中に入ってきて、食べながら里山の秋を「五感」で感じます。
カレーを食べ終えた参加者のみなさんは外へ。「みんなで円陣組もうー。」坂井さんの掛け声で輪になって集合しました。
輪の中心にあったのは、事前に刈り取っておいた稲束。練習用に使います。いつもお世話になっている吉田さんが結束の仕方を実演しながら教えてくれました。
ワラ3~4本を稲の根元に一巻きして、それをねじりながらしっかりと締めていきます。ねじったワラをひっぱりあげて、巻きつけたワラと稲の間に隙間をつくります。そこにねじったワラを折り曲げて差し込み、固定します。しっかりくくらないと、緩んでほどけてしまいます。
練習で束ねてもらった稲束を坂井さんがチェック。「これはOK、これは…ちょっとゆるすぎるな。」
結束の仕方をマスターした参加者のみなさん、いよいよ田んぼの中にリングイン。
第一刀は、毎年ご参加いただいているガーデナー坪井さん。切り口がスパッとしていて流石です。
ご夫婦で協力しながら…。刈る人、束ねる人。
こちらは親子で稲刈り共同作業。稲を束ねるのは力が必要になるので、大人の役割。お子さんは「刈り」を担当。
兄弟ふたり力をあわせて…。幼い頃から刃物に触れることは大切なこと。後ろで見守られながら道具(鎌)の使い方を覚えます。
こちらは地元の農家Mさん。参加者のみなさんへの指導をお願いしたら、快く受けてくださいました。さすがに年季が入っていて安定感ありました。
稲刈りはテンポよく進みました。次に刈った稲束を「はぜ掛け」で稲木に干していきます。。稲木(いなぎ)とは、イネなどの穀物を刈り取った後に束ねて天日に干せるよう、木材や竹などで柱を作り、横木を何本か掛けて作ったもの。
木を三本立たせて紐で縛っています。稲木の土台です。
最後の留め方は、いつもの「男結び」。シンプルで強力、ゆるまない、ほどけない。しかし、、覚えられない。なつもりの活動に参加したら、ぜひこの結び方をマスターしてください。
土台に横木を渡したら稲木の完成。大きな台風が予報されているとのことで、しっかりしたものになりました。
はぜ掛け開始。昔の農村の風景がよみがえりました。稲が刈り取られた後の田んぼが西日に照らされて美しいです。
稲束をかけていきます。全体均等に込み入ったところがないように、バランスよく。
古き良き日本の文化に触れた瞬間。思わず笑顔になりますね。「たのしーい!」
秋晴れの下、稲刈り〜稲木組み〜はぜ掛けが無事完了しました。みなさん充実感でいっぱい。二週間後(10/19)に天日に干されて甘くなったお米を、足踏み脱穀します。ぜひご参加くださいね。
10/19イベント詳細