東向いて100mの所には樹齢1000年の大ケヤキが聳え立ち、遠く東の頂きには大阪府京都府兵庫県の2府1県に跨る妙見山に守られ、北を向いて水が奇麗なこの平野には、純米だけにこだわる秋鹿酒造が有り、能勢氏が築いた地黄城跡の石垣が、今も歴史を語っています。
南の山には蟻無し街道が続き、更に西を向いて、1k以内には掛け流しの温泉が点在しています。
この能勢町野間の中央地に、関ヶ原の戦いの後に移築したと言われる既存の古民家を再生し、元の蔵や庭を戻し、心の癒しの場所にするべく計画をしています。
再生は特別に難しい個所は別として、基本は一般の皆さんのボランティア勉強会で、時間をかけてゆっくりゆっくり、体験。そして食事などの触れ合いを大切にしながら再生していきます。
人生に疲れた時や週末の切り替え時に都会から離れ、車を飛ばして山や谷、川を望み我に返る時や場所が必要です。
地域に学び、生かされ、自然と根付くように、ゆっくりとゆっくりと。
農業従事者の住まいを基本に、希望により色んな人が使ってもらえるように、他目的にも使えるような作りを入れて行きたい。
今年は周囲の土地の整理、石垣の修理、塀の修理、井戸の清掃修理、仮設便所の設置、浄化槽、側溝の修理、家屋の補強、基礎のやり替え等々を予定しています。田圃も長年畑で水を貯めていない為、しばらくは整地と下準備が必要です。
又鹿や猪の諸動物対策も必要で、更にしばらく空き家になる為の防犯対策も必要ですし同時に最終的な全体構想の元に「なつかしさの杜」という「みんなの基地」作りを進めていきたいと思ってます。