日干しレンガの材料は土と砂とワラを混ぜたもの。それを太陽の光で乾かす。きわめてシンプルです。
しかも環境にやさしいという良いことづくめの天然素材です。
難点はつくるのに手間がかること。…一体どのくらい手間がかかるのか。
それは以下のレポートを読んでください。
「おー。だいぶうまくなっているなあ…」坂井さんの目線の先には…
ユンボを巧みに操るMさんの姿がありました。
これまで何度か「なつ杜プロジェクト」に参加しているうちに、運転技術もかなり上達しています。
旋回させて…
粘土を一輪車にドサッ。
しかし、この一輪車を持って運ぶのは女性一人ではたいへんです。
困っていたところを手伝ってくださいました。
日ぼしレンガ用の木枠です。
水でぬらします。
スコップで土を詰め込んでいきます。
粘りがあってなかなかスコップから離れません。
上から踏んで空気を抜いていきます。「空気が抜けている感じがわかりにくなあ。これで本当に抜けているのかなあ」…と半信半疑ながらも、ひたすら踏みます。
空気が抜けたらコテでを使って細かく隙間にも埋めていきます。
「こんな感じで合ってる?」「いやー私もコテ使いはあんまり自信ないです…。」の図。↑
なかなかどうして。初挑戦にしては、うますぎるくらいのコテ使い。
ご夫婦で息も合って快調なペースで土がならされていきました。
最後は板でひっかき傷をつくっておきます。接地面積を多くして保持力を高める効果があります。
木枠へ土の埋め込み完了です。二日で枠が外れ、その後2〜3週間日干しします。
レンガ作りの後は…恒例の小舞掻き作業。藁縄で竹を編み付けて、土が引っかかるグリッドを作っていきます。
男性陣の方も作業開始。
二人一組の呼吸があってくればどんどんペースも上がります。
竹小舞のグリッドから漏れる光。美しいですね…。
ここに土を盛るのがもったいないくらいです。
奥の面が完成しました。今週はここまで。