坂井さんが見つめているのは「なつかしさの杜」の田んぼ。野間の大けやきを正面に見る、この小さな水田で毎年餅米を育てています。今年で三年目。
参加者が到着する前に準備をしています。
準備(1)水田とあぜの間の間仕切り波板の打ち込み。
準備(2)稲を植える直前の土をトンボならし。
足跡に気をつけながら、田ごしらえ。ちなみにこのトンボも坂井建築事務所製です。
そんな準備をしているうちに、本日の参加者のご家族が続々と到着。子どもたちは網を持って真っ先に池へ。オタマジャクシやヤゴを捕獲。ワーワーと、一気ににぎやかに。
なつかしさの杜の母屋ではカレーがふるまわれていました。
毎年このカレーを楽しみにしています。
ご飯は羽釜炊き。おこげも美味しいのです。
田ごしらえと腹ごしらえが終わり、「さーみんな集合!」坂井さんが参加者を集めます。
当日は絶好の田植え日和。さわやかな風が吹き抜け、参加者の皆さんのテンションもググッとUP。
「この稲苗パレットから苗を3〜4本取って、親指、人差し指、中指でつまむように持って土の中に植えてくださいね。」
説明が終わり、いよいよ田んぼへ。初めて田んぼに入るお子さんも。
生の土に触れるということも都会では少なくなりました。足から伝わる土の感触、じっくり味わってください。
つめたーい。ぬるっとしてるー。歩きにくーい。きもちいいー。きもちわるいー。裸足で田んぼに入るだけで様々に感覚が反応するんですね。
全員田んぼに入ったかな。
それでは田植えスタートです!
田植え紐のガイド(赤い結び目)に合わせて植え付けていきます。
まず一列目完了。うまくいった。
どんどんその調子で。
お父さんから苗をもらって。
二人で息をあわせて、いい感じです。
田んぼの外からも応援が。
来年は一緒に田植えしたい…。そんな風に見つめていました。
ずれてないか横目でみながらチェックする坂井さん。ずれて植えると雑草抜きなど後からいろいろ大変なのだそうです。
だいぶ慣れてきました。「おーし、どんどん良くなってるぞー」坂井さんの声も弾みます。
それにしても今日は良い天気。日本の農村風景。これも大阪です。
慣れない姿勢で腰も痛くなってきました。ラストスパートがんばれー。
美しい映り込み。
脚立に立って高い位置から。
カメラ目線いただきました!思わずガッツポーズ!大けやき美しいなあ。
田植え終了。おつかれさまでしたー。
最後に坂井さんが田んぼをチェック。「よーしOK。いい感じだ」
小さな田んぼですが、みんなで植えた達成感があります。
電柵をセットして…。
通電チェック。イノシシ来るなよ…。
ということで2019田植えが無事おわりました。みなさん年末のお餅をお楽しみに〜。
田植え終わったその日の夕方の風景(薪パン日々さんのinstagramより)↓